本文へスキップ
COLUMN 資材選びのコラム

シート・フレコンの年間調達費を比べるには?交換枚数と送料を整理

この記事の目次

シートとフレコンの年間調達費を、必要枚数・単価・送料・作業費の順に見比べる図

シートやフレコンの単価が下がっても、1年間に必要な枚数や納品回数が増えれば、支払う総額は下がらないことがあります。同じ12か月、同じ用途を満たす候補にそろえ、まず「購入枚数×単価+年間の送料+別料金」で購入支出を比べます。シートの交換やフレコンの投入・排出にかかる作業も比べるなら、その範囲と時間を別欄に加えましょう。

特に新しいシートを何枚使うかは、価格表だけでは決まりません。現行品の実績を基準に、候補品の枚数は複数の仮定で計算します。費用が逆転する枚数まで分かれば、導入前に何を確かめるべきかが明確になります。

最初に、比べる用途と費用の範囲をそろえる

「シート」と「フレコン」を一つの単価表で競わせるのではなく、品目ごとに比較表を作ります。例えばコンテナメッシュシートなら、覆う容器の数、必要な寸法・開閉方法・固定方法を同じにします。フレコンなら、内容物、投入・排出方法、必要な容量と安全使用荷重、搬出先の指定をそろえます。必要な用途を満たさない候補は、安くても比較に入れません。

当社のコンテナメッシュシート商品ページには生地・寸法・加工の選択項目があります。フレコンバッグの案内でも形状や用途を確認できます。候補の品番と必要条件が一致するかは、見積もり時に個別に確かめてください。

年間比較では、次の費用を同じ範囲で記録します。

費用 数え方 確認すること
資材の購入費 品番別の購入枚数×その見積単価 同じ税抜・税込基準か。加工費が単価に含まれるか
年間の送料 各納品の送料の合計 納品先、納品回数、1回の数量が変わったときの金額
別料金 品番・注文ごとに別途かかる加工費など 1枚ごとか、注文1回ごとか。単価との二重計上を避ける
社内で比較する作業費 設置・交換などの回数×作業時間×社内で使う時間単価 候補間で作業がどう違うか。すでに別の費用へ含む分は足さない

購入枚数が同じなら注文をまとめるか分けるかも検討できますが、ここでは1年に必要な枚数そのものが変わる場合を見ます。仕入先・仕様・発注条件を幅広く整理したい場合は、資材の仕入れを見直す手順をご覧ください。

シートの交換枚数と、フレコンの使用枚数を分けて集める

シートは、品番と使用場所ごとに、年初の使える在庫、取り付けた枚数、傷みで取り替えた枚数、年末に残った使える在庫を控えます。「12枚買った」だけでは、12枚を使ったのか、来年用に残したのか分かりません。交換理由も一緒に書くと、仕様変更で見直せる傷みか、使い方や接触箇所に原因がありそうかを相談できます。

フレコンは、投入・搬出を何回行うかと、1回に何枚使うかを先に数えます。日本フレキシブルコンテナ工業会は、長期間の繰り返し使用を目的とするランニング用と、1回から数回の使用を目的とするクロス用を分けて説明しています。[1] 手元の袋を何回使えるかは、この区分名だけでは決まりません。購入する品番の取扱条件と、内容物・搬出先の指定を確認してから年間必要枚数を置きます。

発注予算に必要な購入枚数は、使う見込みに在庫の増減を足して考えます。J-Net21は材料の数量を把握する方法として、期首在庫・仕入・期末在庫と使用量を区別しています。[2] 資材の発注計画に置き換えると、次の形です。

予定購入枚数 = 予定使用枚数 + 年末に確保したい使える枚数 - 年初の使える枚数

例えば、使用区分を確認したフレコンを1回の投入に1枚使い、12か月で600回使う架空の計画を考えます。年初に使える在庫が40枚あり、年末には60枚確保したいなら、購入予定は600+60-40=620枚です。税抜単価900円、送料を年5回で計10,000円と仮定すると、購入時の予算は620×900円+10,000円=568,000円。600枚という使用予定と620枚という購入予定を混ぜないことがポイントです。この金額は当社の商品価格や送料ではありません。

シートとフレコンの年間枚数を、実績・仮定・見積もりに分けて記録する図

比較表へ転記する項目の例です。候補品の使用回数や寿命を示すものではありません。

架空例:単価が高いシートは、何枚までなら年間費用が低いか

ここからはシートの計算方法だけを示す架空例です。同じ大きさのシートを同時に4か所で使い、両案とも必要な覆い・固定条件を満たすと仮定します。年初に使える在庫は0枚で、まず4枚を設置します。12か月の間に新しく購入して設置・交換する枚数を、現行案Aは計12枚、候補案Bは計8枚・10枚・12枚の3ケースで試します。例えばAの12枚は最初の4枚と交換用の8枚です。Bの使用枚数や長持ちするという前提は、実績でもメーカー保証でもありません。

金額はすべて架空の税抜です。Aは1枚10,000円、Bは1枚12,000円。どちらも年間送料4,000円、設置・交換の作業を新たに使う1枚につき1,500円相当と仮定します。保管費や停止時間、古いシートの処分費は入れていません。

12か月の案 購入費 年間送料 設置・交換作業 比較用の合計
Aを12枚購入 120,000円 4,000円 18,000円 142,000円
Bを8枚購入 96,000円 4,000円 12,000円 112,000円
Bを10枚購入 120,000円 4,000円 15,000円 139,000円
Bを12枚購入 144,000円 4,000円 18,000円 166,000円

この条件では、Bが年10枚までならAの142,000円より低くなります。Bが11枚必要なら12,000円×11枚+1,500円×11枚+送料4,000円=152,500円で、Aより高くなります。Bの必要枚数を確かめずに「単価は高いが長持ちするから得」とは決められません。

架空の12か月比較でAの12枚とBの8枚・10枚・12枚の合計額を示す図

送料4,000円を両案で同じとしたのも、この例の仮定です。実際には納品回数や1回の枚数で送料が変わることがあります。見積もりではAとBそれぞれの年間納品計画を示し、送料の条件を確かめます。設置・交換時間が違うなら、両案で測った時間に入れ替えて計算してください。

実績と見積もり、未確認の仮定を同じ表に残す

比較表の各数字に「実績」「見積もり」「仮定」の印を付けます。現行品の過去12か月の購入枚数、交換日、納品書の送料は実績にできます。新しい候補の単価・送料は同じ仕様と納品条件で得た見積もりを使います。候補品が1年に何枚必要かは、使用前なら仮定として残し、少ない場合と現行品と同じ枚数の場合を並べます。

確認が必要な数字があっても、空欄を0円にせず「未確認」と書きます。特に作業時間や保管の負担を金額に入れるなら、対象の作業、何人が何分か、比較に使う時間単価を社内でそろえます。作業費を概算できない段階では、購入支出だけの表と、作業上の違いのメモを分けても構いません。

翌年に実際の購入枚数と交換理由を振り返れば、今回置いた仮定を直せます。交換が早まった場合は、シートの品番だけでなく、傷んだ場所と使用条件も記録してください。コンテナメッシュシートの商品ページの選択項目と合わせて、次の候補を相談できます。

12か月の予定と二つの仕様を添えて相談する

見積もりを依頼するときは、シートとフレコンを品目別に分け、現行品の品番・寸法・用途、過去12か月の購入・使用・交換枚数、使える在庫、納品先と納品回数を伝えます。新しい候補については「必要な機能を満たすか」と「1年に何枚必要と仮定しているか」を分けておくと、価格と使用条件を確認しやすくなります。

例えば「同じコンテナ4台で使うシートを、この1年に新規設置と交換を合わせて12枚購入した。現行仕様の継続と、生地・加工を見直した案について、8枚・10枚・12枚で購入するときの商品代と年間の送料を知りたい」と伝えられます。数字がまだ揃わない項目は、そのまま相談時に示してください。

産廃資材問屋さんでは、用途・仕様・数量に応じた資材選びをお問い合わせから相談できます。現行品の仕様と、比較したい12か月の数量・納品条件をお知らせください。

参考資料・出典

[1]日本フレキシブルコンテナ工業会「フレキシブルコンテナについて」— ランニング用とクロス用の使用目的の違い。確認日:2026-09-25。

[2]中小企業基盤整備機構 J-Net21「第4回 材料費の計算方法」— 使用数量と期首在庫・仕入数量・期末在庫の関係。確認日:2026-09-25。

関連するテーマから探す

すべてのタグを見る
コラム一覧へ戻る取扱商品を見る
電話する資材の相談・見積もり