フレコンの内袋には、あらかじめ本体へ固定されたものと、内側へ差し込んだものがあります。「内袋セット済み」だけでは固定の有無までは分かりません。選ぶときは、充填の手間だけでなく、排出時に内袋がどう動くか、交換する予定があるかを確認します。
フレコン内袋の基本的な選び方では、厚みや材質、投入口・排出口との組み合わせを扱っています。本稿は内袋を本体にどう保持するかに絞ります。
「セット済み」と「固定済み」を分けて読む
内袋が同梱・差込み済みなら、現場で袋を広げて入れる手間を減らせます。一方、差し込まれただけの内袋は、排出時の流れに伴いずれる可能性があります。固定式でも、縫い付け位置や排出口の構造により、必要な確認は異なります。
フレコン販売事業者の資料では、差込み済み、エアブローでセット済み、固定済みを別に案内しています。[1] 同社の排出時の事例では、内袋が内容物と一緒に出てくる課題に対し、投入口付近で本体と縫製する方法を示しています。[2] これは同社の製品・加工例であり、すべてのフレコンに同じ縫製が可能という意味ではありません。
| 確認点 | 固定式の候補 | 差込み式の候補 |
|---|---|---|
| 投入前 | 取付位置と開口を確認 | よれ・巻き込みを確認 |
| 排出時 | 縫製部と内袋の動きを確認 | 内袋のずれ・流出を確認 |
| 交換・分別 | 外せる構造か確認 | 取り外し手順を確認 |
| 発注時 | 固定位置を品番で確認 | 「セット済み」の意味を確認 |
構造の比較図です。特定の縫製方法や排出時の安全性を保証しません。
排出口の有無と運用から候補を絞る
説明用の架空例として、粉状の内容物を上から投入し、下部の排出口から設備へ出す現場L-4を考えます。L-4では、袋を受け取った時点で内袋が入っていても、排出の流れで内袋が落ちないかが重要です。固定式の候補なら固定位置と縫製部、差込み式なら内袋をどう保持するかを、それぞれ設備側の手順と照合します。L-4は実績ではありません。
反対に、上から内容物を取り出し、使用後に内袋を交換する運用なら、取外しのしやすさを重視する場合があります。ただし、差込み式が必ず交換可能・再使用可能とは限りません。内容物の性状、汚れ、法令・受入先の条件、外袋の使用回数は別に確認してください。
内袋単体の販売資料にも、底をシールした型と上下が開いた型があります。[1] 固定・差込みの違いだけで密閉性や漏れ防止を断定せず、内袋の形、厚み、口の閉じ方、本体との適合を品番別に確認します。
| 手配前の欄 | L-4の条件(架空) | 候補品で照合 |
|---|---|---|
| 投入と排出 | 上入れ・下排出 | 内袋と排出口の形 |
| 保持 | 排出時に内袋を残す | 固定位置・保持方法 |
| 内容物 | 粉状で細かい | 材質・厚み・漏れ対策 |
| 後工程 | 設備に投入する | 取外し・分別手順 |
L-4は説明用の架空例です。製品の耐荷重や密閉性能を示しません。
既存フレコンと内袋の品番、投入口・排出口の写真、内容物、排出設備、交換の予定、必要枚数をお問い合わせからお知らせください。「セット済み」の仕様と固定の可否を含めて候補を確認します。
外袋も新しく選ぶ場合は、フレコンバッグの商品一覧をご覧ください。内袋の固定・差込み方式は、外袋の品番と投入・排出工程を一緒にしてご相談ください。
参考資料・出典
[1]ふくろ屋ふくなが「フレコンバッグ用の内袋(PEライナー)一覧」。内袋の形状と差込み済み・固定済みの区別を確認。確認日:2026年9月26日。
[2]ふくろ屋ふくなが「フレコンバッグからの排出時の内袋ずれ落ち防止」。同社の縫製による保持例を確認。確認日:2026年9月26日。






