トラックシートを選ぶときは、まず必要な完成寸法・生地・固定位置を決め、規格品の品番と照合します。候補品が用途に合い、必要日までの供給も確認できるなら、その品番で見積もれます。寸法や加工に合わない箇所が残るなら、変更点を明示してサイズオーダーを相談します。
規格品とオーダー品のどちらが安い、早いとは一律に決められません。品番、枚数、納品先、必要日をそろえた見積もりで判断してください。
規格品を探す前に、完成したシートの寸法を決める
荷台の長さと幅をそのままシートの注文寸法にしないでください。積み荷の高さ、覆いたい範囲、側面へ垂らす長さ、シートを留める位置によって、必要な完成寸法は変わります。まず車両・荷姿と留め方を確認し、広げたシートの外端から外端までの縦・横を記録します。
当社のトラックシート商品ページにある採寸図も、荷台寸法と完成シート寸法を分けています。現在使っているシートがある場合は、寸法とともに、覆い切れていない場所や余り過ぎる場所を写真に残すと、次の候補を選びやすくなります。
規格品の候補が見つかったら、車種名だけで選ばず、その品番の完成縦横寸法を必要寸法と比べます。寸法が近くても、覆う範囲や固定位置が合わなければ採用を決めず、実際に掛けられるか確認します。
生地と固定加工は、品番ごとの仕様で照合する
次に、雨への対応、扱うときの重さ、使う環境などから必要な生地を整理します。規格品では同じ寸法でも、生地や付属品が異なる場合があります。商品名だけで同じものとみなさず、候補品の仕様書で生地、仕上げ、付属品を確認してください。
固定方法も重要です。ハトメの数・位置・間隔、ゴムバンド、前方ロープ、補強する場所などを、車両の留め具と照らします。当社のサイズオーダーの選択欄には、ハトメ、ゴムバンド、ペケット、前方ロープ、センターマークなどがあります。ただし、選択肢が見えることだけで、希望する組み合わせの製作可否は確定しません。
| 確認項目 | 規格品候補で見る欄 | オーダー相談で伝えること |
|---|---|---|
| 完成寸法 | 品番別の縦・横、覆える範囲 | 欲しい完成縦横寸法と、採寸した箇所 |
| 生地 | 材質、重さ、必要な性能 | 用途、使用環境、必要な生地の条件 |
| 固定 | ハトメ位置・数、付属品、補強 | 留め具の位置、追加・変更したい加工 |
| 数量・時期 | 購入単位、在庫と納品可能日 | 必要枚数、納品先、使用開始日 |
規格品で足りる条件と、オーダーを照会する条件
規格品で進めやすいのは、候補品の完成寸法で必要な範囲を覆え、生地と固定位置がそのまま使える場合です。一方、必要な寸法と候補品の差が大きい、留める位置が合わない、特定の補強が必要な場合は、サイズオーダーを照会します。単に「車種に対応」と書かれていても、積み荷の高さや固定方法まで一致するとは限りません。
トラックシートを扱うメーカーには、規格品の購入と特注品の相談を別の入口として案内している例があります[1]。オーダー側では寸法、生地、ハトメ位置や部分補強を指定する例もあります[2]。加工できる範囲は製作先と生地によって異なるため、候補ごとに対応可否を確かめます。
合わない条件が一つでも残る場合は、変更できるかを見積もりで確認します。 図を拡大して見る
「少し合わない」を価格だけで選ばない
規格品の価格が予算内でも、シートが短くて荷物を覆い切れない、余りが大きく固定しにくい、ハトメと車両の留め具がずれるなら、そのまま発注する理由にはなりません。必要な被覆範囲と固定方法を満たせない箇所を、候補品ごとに明記してください。
逆に、オーダー品にしかない加工が本当に必要かも見直します。既存の固定方法で足りるなら、印刷や追加加工を付けない案も比較できます。社名表示や色を現場の識別に使っている場合は、不要な装飾として外さず、担当者に確認します。
枚数・総額・必要日を同じ条件で比べる
仕様が合う候補について、必要枚数と納品先をそろえて見積もります。比べるのは商品代だけではありません。追加加工、付属品、送料、税の扱いを含む納入までの総額と、使用開始日に間に合うかを確認します。規格品でも在庫や必要な枚数がなければ希望日に届くとは限らず、オーダー品でも製作条件によって時期は変わります。
当社の商品ページの概算計算では、完成寸法・数量・生地・加工を入力できます。ただし、表示される概算には送料と社名・ロゴ・名入れの加工費が含まれず、正式な価格・納期は仕様確認後の案内です。概算値を、そのまま他社規格品の納入済み価格と比べないでください。
同じシートを複数台で使うなら、車両ごとに必要寸法と固定位置が一致するか確認します。「同じ車格」というだけで、全台を一つの品番にまとめない方が確実です。
必要条件、候補品、未確認事項を同じ表に残し、見積もりの範囲をそろえます。 図を拡大して見る
相談時は、合わない箇所を具体的に伝える
見積もりを依頼するときは、現在のシートまたは車両の写真と、完成シートの希望縦横寸法を用意します。あわせて、積み荷の高さ・形、留め具の位置、必要な生地や加工、枚数、納品先、使用開始日を伝えてください。規格品候補があるなら品番と合わない箇所、ない場合は変更したい条件を書き添えます。
当社のトラックシート商品ページでは完成寸法と加工を選んで概算を確認でき、写真からの相談も案内しています。規格品の取扱いを希望する場合は、候補の品番を添えてお問い合わせください。取扱い、正式価格、枚数と納期は確認してご案内します。
参考資料・出典
- 菊地シート工業「トラックシート」(2026年9月25日確認)。同社の規格品購入と特注品相談の案内に限って参照。
- 武田商会「トラックシート」(2026年9月25日確認)。同社の寸法・生地・加工指定の例に限って参照。






