ブルーシートをまとめて買うとき、1枚あたりの表示価格だけで安い案は決められません。必要な寸法のシートを何枚使うかを確かめ、購入単位へ切り上げた枚数、余り、送料や加工費まで揃えて比べます。10枚単位と20枚単位では、20枚単位の方が1枚価格は安くても、必要数によって支払う商品代が高くなることがあります。
当社の養生・その他シートの選び方では、用途に合う生地・寸法の選び方を説明しています。ここではブルーシートの購入数量と見積もりを比べる手順に絞ります。資材山を覆うための必要寸法や複数枚の割付は先に確認し、同じ役割を果たす候補同士で見積もります。
比べる前に、必要な「完成シート」を同じ条件にする
「ブルーシート24枚」の見積もりでも、呼び寸法だけで同じ品物とは限りません。周囲加工後の実寸、厚みや耐候資料、ハトメの有無、必要な被覆範囲を候補品番ごとに確認します。萩原工業のエコフレンドシート#3000は、呼び1.8×2.7mの大畳品で完成実寸が約1.78×2.62m、入数30枚と掲載しています。同じシリーズでも呼び3.6×5.4mなら実寸約3.58×5.32m、入数10枚です[1]。入数と実寸は品番で変わり、メーカーの入数がそのまま当社の販売単位という意味でもありません。
まず各設置箇所で必要な仕上がり幅・長さを満たすか、1箇所に何枚要るかを決めます。面積の合計だけ同じでも、寸法が合わず継ぎ目が増えれば必要枚数は変わります。候補の仕様が異なるなら、どちらも必要な用途を満たすかを先に確かめてから価格を比較してください。以下の算例では、同じ仕様・仕上がり寸法のシートが24枚必要と仮定します。
24枚必要なら、梱包単位へ切り上げて総額を見る
萩原工業の公式会員制卸ショップには、寸法ごとに10枚・6枚・5枚などの販売バリエーションがあり、価格は会員のみ公開されています[2]。これは販売単位を確かめる例です。次のA・Bの単位と価格は計算を説明するための架空の見積もりで、同社や当社の実売条件ではありません。
| 架空の見積もり | A:10枚単位 | B:20枚単位 |
|---|---|---|
| 同じ完成シートの1枚価格 | 1,100円 | 950円 |
| 必要24枚に対して買う単位数 | 3単位 | 2単位 |
| 購入枚数 | 30枚 | 40枚 |
| 使う予定のない余り | 6枚 | 16枚 |
| 商品代の計算 | 1,100円×30枚 | 950円×40枚 |
| 商品代 | 33,000円 | 38,000円 |
必要枚数を1単位の枚数で割り、端数を切り上げて購入単位数を出します。Aは24÷10=2.4なので3単位、Bは24÷20=1.2なので2単位です。Bの1枚価格は150円安くても、この24枚の注文では余りが多く、商品代はAより5,000円高くなります。上表は税・送料・加工費を含まない架空の数値です。余りを後の現場で使えるなら在庫として考えられますが、使える時期と仕様が合うかを先に確かめます。
価格・販売単位は計算用の架空例です。実際の見積額を示しません。 図を拡大して見る
原反を使う案は、加工後に何枚できるかで比べる
「ロール材の長さ÷必要なシートの長さ」だけで、完成品の枚数は決まりません。原反はシートに加工する前の生地で、周囲の補強やハトメがない状態です[3]。萩原工業は原反をロールでも案内し、生地や幅・巻長の選択肢を示しています[4]。原反での手配を希望する場合は、生地の取扱いと希望サイズへの加工可否から確認します。
原反案を比較するときは、希望する完成実寸と必要枚数を渡し、裁断・周囲加工後に何枚取れるか、端材がどれだけ出るかを製作先に確認します。価格欄も原反代+裁断・周囲加工費+配送費まで揃えます。完成品のハトメや固定部が必要なら、それを付けない原反価格と加工済みシートの価格をそのまま比較できません。切断幅、折返し、加工工程による寸法差も見積もりへ反映します。
送料・税区分・納期を揃えて、二案の支払総額を出す
見積書を並べるときは、各案の「完成実寸と仕様」「購入単位と購入枚数」「余り」「商品代」「加工費」「送料」「税区分」「届け先・納期」を同じ欄に置きます。最終的に比較するのは、その注文に必要な支払総額です。納品を分けると送料や手配条件が変わる場合は、分納の可否と費用も別に確認します。
| 見積もりで揃える欄 | 認識違いを防ぐ確認 |
|---|---|
| 品番・完成実寸・加工 | 覆う目的に足りる寸法と固定部か。原反なら仕上がり寸法と出来上がり枚数は何枚か |
| 数量・販売単位 | 必要枚数を満たす注文単位と、購入後に余る枚数は何枚か |
| 金額 | 商品代、裁断・周囲加工費、送料、税区分を揃えた総額はいくらか |
| 納品 | 使い始める日、届け先、荷受け条件と分納の可否はどうか |
比較欄を揃えるための模式図です。個別商品の価格や納期を示しません。 図を拡大して見る
必要量と購入単位を、同じ条件で相談する
当社の養生・その他シート案内に掲載のシートについて、用途に合わせた仕様と購入数量のご相談を承ります。お問い合わせには、用途と必要な仕上がり寸法、使用予定の枚数と時期、届け先、加工の要否をお知らせください。現行品番や置き場の写真があれば添えてください。
候補品の完成仕様と販売単位を確認し、必要枚数を満たす購入量でお見積もりします。余りを次の現場で使う予定があれば、その数量と時期もお知らせください。送料や加工費を含めた総額と、購入後に残る枚数を比べられるようにします。
参考資料・出典
- 萩原工業「ターピー エコフレンドシート#3000」(2026年9月25日確認)。品番ごとの完成実寸と入数を参照。
- 萩原工業公式会員制卸ショップ「輸入シート(薄手)」(2026年9月25日確認)。販売バリエーションと価格公開範囲を参照。
- 萩原工業「シート・クロス・ロールの違い」(2026年9月25日確認)。原反と加工済みシートの違いを参照。
- 萩原工業「クロス(原反)品のご紹介」(2026年9月25日確認)。原反の形態、幅・巻長の選択肢を参照。






