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COLUMN 資材選びのコラム

水切りフレコンと通常フレコンの違い|含水物の用途から選ぶ

この記事の目次

含水物をフレコンバッグへ入れるとき、最初に決めるのは「水を袋の外へ出したいか、外へ出したくないか」です。水を抜く工程なら水切り仕様を、保持が必要ならその用途に対応する漏れ対策仕様を候補にするのが出発点です。ただし「水切り」「通常」という商品名だけで、固形物の保持や水分の漏れなさ、何時間で脱水できるかは決まりません。対象の品番と現場の条件を照らします。

当社のフレコンバッグの案内では、用途に応じた袋の選び方を紹介しています。水切り用をご相談の際は、内容物と投入時の重量、水を抜いた後に必要な状態をお知らせください。候補品の目合・内袋の有無・最大充填質量は、手配する型式の資料で確認します。名称だけで水の抜け方や保持できる固形物を決めず、現場の条件と照らして検討します。

含水物を袋に入れる前に水を排出するか保持するかで候補仕様を分ける図

水を抜くか、保持するかで候補を分ける

水切りフレコンは、袋の生地などから水分を外へ出す用途で選ぶ製品です。萩原工業の水切り型式「HS-405R-W」は、メッシュ生地で内容物の水分を排出でき、内袋・ラミネートなしと明記しています[1]。この型式の説明であり、水切り品すべての構造を表すものではありません。

反対に、運搬・保管中に水分や液が外へ出てはいけないなら、通常のフレコンを何でも「水が漏れない袋」とみなさないでください。内袋、コーティング、縫い目、投入口・排出口の閉じ方などを含め、対象の内容物と使用条件で保持できる仕様かを確認します。袋内に水を残す必要があるのか、袋に入れる前に別工程で水を処理するのかによっても、選ぶ資材が変わります。

現場で必要なこと 候補の方向 注文前に確かめること
袋から水を排出する 水切り仕様 生地・目合、排水の位置と量、固形物の流出、投入時の重量
水分を袋内に保持する 対象用途に合う漏れ対策仕様 内袋等の構造、開口の閉じ方、内容物との適合、運搬・受入条件
排水の可否が未決定 候補を確定しない 排水先と受入先の条件、処理の順序を確認

この表は用途を分けるためのものです。水切り袋が脱水設備の代わりになる、漏れ対策仕様ならどんな液体も保持できる、という意味ではありません。

目合だけで固形物の保持や脱水時間を決めない

水切り品は「メッシュ」とだけ見るのでなく、候補の型式で目合や生地構造を確かめます。例えばあおばカンパニーは、同社の水切りフレコンに目合0.4mmと0.6mmの別型式を載せています[2]。この数値は同社製品の例です。当社取扱品の目合、対象物の粒度や凝集状態、どの程度の細粒分が排水とともに出るかを、その数値だけで決めることはできません。

内容物の代表サンプルや粒度、投入時の水分状態を、候補品の資料と合わせて確認します。水の抜け方は投入量、置き方、時間、周囲の条件でも変わります。比較するなら、同じ内容物・投入重量・置き方・測定時点で残水や排水の状態を見ます。「水切り品なら何時間で乾く」と一律の数値を置かず、必要なら候補と試用条件を相談します。少量試用が可能かどうかも案件別確認です。

水切りフレコンの候補型式ごとに目合、内袋、最大充填質量を照合する表

図は照合する項目を示すものです。特定の当社取扱品の性能値ではありません。 図を拡大して見る

投入時の重量と、排水を受ける場所を確認する

排水後に軽くなる見込みで袋を選ぶのは避けます。まず水を含んだ投入時の最大重量を出し、候補品の最大充填質量と使用方法を照合します。容量が同じでも許容される荷重は型式ごとに確認が必要です。吊り部、投入口・排出口、使用機器との組み合わせも資料で見ます。

水を袋の外へ出すなら、どこへ落ちるか、回収・受入できる場所があるか、周囲へ流れ出ない配置かを現場で確認します。排水の性状や扱いについて決まりがある場合は、現場の管理者と受入先の条件を先に確かめてください。排水の扱いが不明な場合は、現場の管理者を通じて必要な確認を済ませてください。排水を受けられない場所では、水切り能力だけを理由にその袋を採用できません。

型式資料と現場条件を一枚にして相談する

相談前に、内容物と水分状態、固形物の大きさ、投入時の最大重量、水を出すか保持するか、排水先と受入条件、使う機器、袋の必要数を一枚にします。候補品については品番、目合・生地、内袋・ラミネート、最大充填質量、投入口・排出口、使用上の注意を求めて照合します。資料にない排水量や脱水時間、漏れの程度は、未確認として残します。

含水物の状態、排水先、投入時の重量と候補品資料を合わせる相談票

必要な結果と未確認事項を分けて、候補型式の資料に戻して照合します。 図を拡大して見る

当社のフレコンバッグ・スタンドの商品一覧から用途に近い商品を確認できます。水切り用の具体的な取扱型式は、お問い合わせで内容物・投入時重量・排水先・必要数を添えてご相談ください。候補品の取扱可否と資料、必要なら確認方法を案件ごとに照らします。

参考資料・出典

  1. 萩原工業公式オンラインショップ「通水性バッグ HS-405R-W」(2026年9月25日確認)。同社の特定型式のメッシュ構造、内袋・ラミネート、最大充填荷重の説明に限って参照。
  2. あおばカンパニー「製品情報」(2026年9月25日確認)。同社の水切り品に複数の目合・型式があることに限って参照。

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