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COLUMN 資材選びのコラム

サイズの異なるシートをまとめて納品するときの仕分け方

この記事の目次

サイズ違いの架空シート11枚を一括受取し、発注行・梱包表示・現場AとBの受渡しへつなぐ図

二つの現場に使うサイズ違いのシートを一度に受け取るなら、箱や畳んだシートの見た目だけで配ると取り違えが起きます。発注明細ごとに仕様IDと現場別の枚数を決め、梱包表示を納品前に依頼し、受取・仕分け・現場への受渡しを同じ番号で照合します。 表示が足りない荷物は、確認できるまで払い出しません。

複数現場の仕様を共通化できるか、必要数と納品先をどうまとめるかは複数現場のシート・フレコンをまとめて調達する方法で扱っています。本稿は確定した二種類のシートが本部倉庫へ一括納品された後の仕分けと受渡しに絞ります。以下のPO-704、S-A、S-B、枚数は説明用の架空例で、当社の商品型式・受注条件ではありません。

サイズ別の発注行に仕様IDと現場内訳を付ける

架空の発注番号をPO-704とし、行01は完成寸法2.0×3.0mのS-A Rev2を6枚、行02は2.4×4.0mのS-B Rev1を5枚とします。現場AはS-Aを4枚・S-Bを1枚、現場BはS-Aを2枚・S-Bを4枚必要です。発注行の合計は6+5=11枚、現場別の合計は5+6=11枚で一致します。

PO-704の架空発注行 完成寸法・仕様版 現場A 現場B 発注合計
01:S-A Rev2 2.0×3.0m 4枚 2枚 6枚
02:S-B Rev1 2.4×4.0m 1枚 4枚 5枚
現場別合計 ― 5枚 6枚 11枚

ここでの寸法は注文する完成シートの寸法です。畳んだ荷姿の縦横や、呼び寸法だけをIDの代わりにしません。萩原工業のブルーシート製品表でも、規格、実寸、入数は別の欄です。[1] 注文書でも、どの寸法を指定したか分かるよう項目名をそろえます。寸法が同じでも、生地色・ハトメ・補強が違えば別の仕様IDにします。

梱包表示は「発注行」と「渡す現場」を結ぶ

一括納品を頼むとき、送り状の宛先は本部倉庫でも、荷物の中身は現場A/Bに分かれます。配送用の送り状と、仕分け用の梱包表示は役割が違います。 日本郵便のゆうパック案内も、送り状には受取人の住所・氏名と内容品を書くよう示しています。[2] 現場別の内訳を示すラベルは、送り状とは別に依頼します。

製作先には、可能なら仕様と現場で分けて梱包し、外側に発注番号、行番号、仕様IDと改訂版、完成寸法、現場名、その梱包の枚数、個口番号を表示できるか依頼します。たとえばPO-704-01-AはS-A Rev2を現場Aへ4枚、PO-704-01-Bは現場Bへ2枚という対応です。実際の梱包形態やラベルの可否、追加費は事前に確認します。複数の個口に分かれるなら枝番を付け、どの個口に何枚入るかを納品明細に残します。

架空の仕分け表示ID 発注行・仕様 行き先 中身の予定枚数
PO-704-01-A 01:S-A Rev2 現場A 4枚
PO-704-01-B 01:S-A Rev2 現場B 2枚
PO-704-02-A 02:S-B Rev1 現場A 1枚
PO-704-02-B 02:S-B Rev1 現場B 4枚

梱包を番号で識別し、発送データと結ぶ考え方は、GS1 JapanのSSCCの説明にも見られます。[3] 上表のPO-704は社内の架空IDで、SSCCやバーコード規格に従った番号ではありません。番号の形式より、注文・梱包・現場受取を同じ行へ結べることを重視します。

架空PO-704の行01と02を四つの仕分け表示IDへ分け、仕様と現場別枚数を結ぶ図

図を拡大して見る。四つの表示IDは説明用で、実際の個口数や梱包方法を示しません。

本部倉庫では外装と中身を二段階で照合する

荷受け時はまず納品書と外装の表示で、PO-704の行01・02、各現場、予定枚数と個口数を確認します。次に、開封してよい条件なら中身の仕様・枚数を確かめます。外装に「S-A 6枚」とあっても、中でS-Bが混ざっていないとは限りません。 完成寸法、仕様版、色や加工など現物で確認できる項目を発注図・納品書と照合します。寸法の実測や品質検査が必要な案件は、担当者と確認方法を別に決めます。

受領した11枚を、行01の6枚と行02の5枚にまず分けます。続いて現場A用5枚、現場B用6枚を表示IDで分け、倉庫の保管場所もA/Bで区画します。箱を開けてシートを移した場合は、元の表示が箱だけに残らないよう、新しい束にも仕様ID・現場・枚数を付けます。

現場への受渡しは発注行別の枚数で確認する

倉庫から現場へ渡すときは、合計「Aへ5枚、Bへ6枚」だけでは内訳が分かりません。現場Aの受取担当はS-A Rev2を4枚、S-B Rev1を1枚、現場BはS-A Rev2を2枚、S-B Rev1を4枚として、束の表示と実数を照合します。受渡し日、渡した担当、受けた担当、差異の有無を記録します。

架空の受渡し確認 S-A Rev2 S-B Rev1 合計 確認結果
本部倉庫が受領 6枚 5枚 11枚 発注行01/02と照合
現場Aへ引渡し 4枚 1枚 5枚 A担当が仕様別に確認
現場Bへ引渡し 2枚 4枚 6枚 B担当が仕様別に確認
倉庫残 0枚 0枚 0枚 差異なしを仮定

架空の本部倉庫でS-A六枚とS-B五枚を受領し、現場Aへ四枚と一枚、現場Bへ二枚と四枚を渡す照合図

図を拡大して見る。破損・不足がない架空例です。実際は現場の受取記録と照合します。

表示や枚数が合わなければ照合待ちにする

表示IDが欠けている、寸法や改訂版が納品書と違う、枚数が足りない場合は、見た目だけで近い束へ入れません。対象の個口を「照合待ち」として分け、梱包写真、ラベル、納品書の行、現物の枚数を残します。 製作先や購買担当へ、PO-704のどの行・現場で差が出たかを伝え、割当を確定してから受渡しを再開します。

受取後に一部を他現場へ振り替える場合も、行番号と仕様IDが一致していること、両現場の残数と使用条件を確認します。AのS-AをBへ回したなら、Aの予定4枚とBの予定2枚をそのまま記録に残さず、変更した日と承認者、最終的な受渡し数へ更新します。仕様が違うS-Bへの置換は、用途への適合確認なしに行いません。

発注内訳と表示希望を一緒に相談する

依頼時は、発注番号ごとの仕様ID・図面版・完成寸法・加工・数量、現場別枚数、本部倉庫の受取担当と各現場の受取担当、希望日を表にします。法人向けの資材調達案内では、一括購入や複数現場の調達についてご相談いただけます。梱包分けや外装表示、直送・倉庫一括受取の可否と費用は案件別に確認します。

お問い合わせには、PO-704のように行番号と現場別内訳が分かる表を添え、梱包外側に何を表示できるか、納品書の行と個口をどう対応付けるかを尋ねてください。本部倉庫で一度受け取る場合は、現場別の受渡しまで追える明細を作ってから発注します。

参考資料・出典

  1. 萩原工業「NEOシート#3000(Sタイプ)」:規格、実寸、入数が別欄で掲載される例。確認日:2026年9月26日。架空S-A/S-Bの仕様ではない。
  2. 日本郵便「ゆうパック」:送り状に受取人情報と内容品を記入する案内。確認日:2026年9月26日。仕分け用の独自梱包表示が可能という根拠ではない。
  3. GS1 Japan「SSCC(出荷梱包シリアル番号)」:梱包単位の識別と出荷データを結ぶ考え方。確認日:2026年9月26日。架空PO-704はSSCCではない。

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