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COLUMN 資材選びのコラム

複数現場のシート・フレコンをまとめて調達する方法|仕様と納品先の整理

この記事の目次

複数現場のシート・フレコンを、共通仕様と現場専用品に分けて数量と届け先を整理する図

現場ごとにシートやフレコンを買っていると、同じものを別々に注文しているつもりでも、寸法や使い方が少しずつ違うことがあります。複数現場の調達をまとめるときは、問い合わせを一つにすることと、商品を一種類に統一することを分けて考えます。

まず現場ごとの使用条件を照合し、同じ仕様で使える品目だけ数量を合算します。次に、各現場の使用可能な在庫を差し引き、仕様別の依頼総数と納品先別の内訳を一緒に渡します。これなら、共通品をまとめて相談しながら、現場専用品や受取条件も見落としにくくなります。当社でもシートとフレコンをあわせた法人の調達相談を受け付けていますが、価格や納品方法は今回の仕様・数量・届け先で確認します。

「同じ商品名」ではなく、使える条件で共通品を決める

最初に、現場名だけでなく何を覆うか、何を入れるか、どの設備で使うかを一覧にします。商品名が同じでも、必要な仕様が一致するとは限りません。現行品の品番・写真・仕様書があれば、各現場から集めてください。品番が不明なものは、推測で同一品として数えず「仕様確認中」にします。

品目 共通化を決める前に照合すること 現場別仕様になりやすい例
トラック・コンテナ用シート 覆う対象、完成寸法、生地、固定位置、ハトメ・補強、必要な加工 車両や容器の寸法、留める場所が違う
フレコン 内容物と1袋の量・重量、袋の上部・底部、投入・排出方法、吊り具や置き場 片方の現場だけ底部から排出する、使う設備が違う

シートは、車両や容器を測った寸法と、注文する完成シート寸法を区別します。トラックシートの商品ページでも完成寸法、生地、ハトメ・補強などを確認できます。複数車両の寸法の揃え方自体は別の記事で扱い、ここでは現場間で同じ完成仕様を使えるかを判定します。

フレコンは、容量の表示だけで同一品にしません。同じ容積でも内容物によって重量が変わり、排出方法や設備に合わせる必要があります。フレコンバッグの選び方にある内容物、重量、投入・排出、吊り具の確認点を現場ごとに埋め、候補品の表示・仕様と照合してください。用途に必要な条件が異なるものは、別の仕様番号を付けて残します。

架空例:2現場の必要数を仕様別・納品先別に合わせる

次は、本部がA現場とB現場の依頼を一つにまとめる説明用の例です。シートS1とフレコンF1は両現場で使用条件が一致すると確認できた共通品、フレコンF2はB現場だけが使う現場専用品とします。S1・F1・F2は説明用の記号で、当社の商品型式ではありません。

仕様 A現場の必要数 Aの使用可能在庫 Aへの依頼数 B現場の必要数 Bの使用可能在庫 Bへの依頼数 依頼総数
S1:共通シート 6枚 2枚 4枚 4枚 1枚 3枚 7枚
F1:共通フレコン 30個 10個 20個 20個 5個 15個 35個
F2:B専用フレコン ― ― ― 12個 2個 10個 10個

たとえばS1の依頼総数7枚は、A現場4枚とB現場3枚の合計です。F1は20個+15個=35個、F2はB現場だけの10個です。「シート7枚、フレコン45個」とだけ伝えないことが大切です。F1とF2を合算すると、形状の異なる袋の内訳が消えてしまいます。

2現場で共通シートS1を7枚、共通フレコンF1を35個、B専用品F2を10個依頼する架空の数量表

数字は説明用です。使用可能在庫だけを差し引き、仕様ごとの総数が納品先別の依頼数と一致するか確認します。

納品先別に書き直すと、A現場はS1を4枚・F1を20個、B現場はS1を3枚・F1を15個・F2を10個です。見積もりの依頼書には、仕様別の総数に加え、この内訳、住所、受取担当、希望日を添えます。一つの相談にまとめても、一つの荷物や一度の納品になるとは限りません。

現場専用品と旧在庫の切替を別欄に残す

共通化の候補ができても、確認の済まない現行品まで同じ仕様番号に入れないでください。例えばB現場のF2が底部から排出する作業用なら、F1も底部排出に対応しているかを確認します。袋の容積が近いという理由だけで、F1へ置き換えることはできません。シートも、固定位置が違えば同じ寸法だけでは共通品と判断できません。

在庫は「現物がある数」と「今回の仕様で使える数」を分けます。濡れや破損、品番違い、変更前の加工などがあれば、現物があっても注文数から差し引けるとは限りません。各現場に旧仕様の在庫が残る場合は、その在庫を使い切るまでの予定と、新仕様へ切り替える時期を記録します。旧仕様と新仕様の混在が作業に影響するなら、切替前に現場で確認してください。

新しい現場や車両が増えるときも、既存の共通仕様をそのまま割り当てず、使用条件を照合してから数を加えます。仕様が未確認の現場は「予定数量」として別欄に置き、確定数に混ぜないほうが、見積もりの前提を伝えやすくなります。

複数現場の調達で共通品、現場専用品、旧在庫からの切替を分けて確認する表

共通品でも、各現場で使える条件と切替時期を確認します。未確認の在庫や増設予定は、確定した依頼数とは別に記します。

見積もりは「仕様別総数」と「届け先別内訳」をセットで渡す

依頼表を送る前に、各仕様について現場別依頼数の合計=仕様別依頼総数になっているか確認します。住所の異なる届け先があるなら、現場名と納品先住所を別々に書きます。同じ現場名でも倉庫で一括受取をする場合と現場へ届ける場合では、受取条件が異なるためです。

当社の相談から注文・納品までの案内では、商品・加工・数量・納品先を確認して正式なお見積もりと予定納期をご案内します。複数のお届け先、現場への直送、分納は希望を伺って個別に確認します。依頼をまとめたから送料が一回分になる、各現場へ直送できる、という前提で社内の金額や日程を決めないでください。見積もりでは、仕様ごとの商品代、納品先ごとの送料や必要費用、各届け先の予定納期を確かめます。

本部倉庫でまとめて受け取り、社内で各現場へ配る案も考えるなら、現場直送を希望する案と同じ仕様・数量で相談します。そのうえで、社内配送、積み替え、保管、受取の作業も含めて比較してください。商品の発注量と配送先の数は別の条件です。数量が同じでも、届け方が変われば総費用や受取時期の確認が必要です。

現場ごとの確認欄を付けて相談する

問い合わせ時には、全社の合計表だけでなく、次の情報を現場・仕様ごとに添えると確認が進みます。

  1. 現場名、使う工程、現行品番・写真・仕様書。分からない項目は「未確認」と明記する。
  2. シートの完成寸法・生地・固定と加工、またはフレコンの内容物・重量・投入と排出・設備条件。
  3. 必要数、今回使える在庫数、依頼数、切替予定日。予定数量は確定数量と分ける。
  4. 納品先住所、受取担当と受取可能日、使い始める日。直送・分納を希望する場合は希望として伝える。

最初から全項目が揃っていなくても、分かっている条件と未定の条件を区別すれば相談を始められます。最後に、共通品S1・F1のような仕様別総数と、A・B現場のような届け先別の内訳が一致しているか見直してください。お問い合わせフォームへ表や現行品の情報を添え、今回の仕様・数量・納品条件で見積もりと対応可能な届け方を確認しましょう。

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