フレコンを何枚頼むか考えるとき、1日の発生量を袋の「1m³」という表示だけで割ると、重量や実際の詰め方が抜けます。まず今回の内容物を候補品で1袋にどれだけ入れて使うかを確かめ、日ごとの使用枚数を出します。そのうえで回収までにたまる充填済み袋と、次に使う空袋を分け、使える未使用在庫を差し引いて初回の注文数を考えます。
1袋の計画量は、商品表示と現場の投入記録で決める
1日の発生量が体積で分かるなら、1袋の計画量も体積でそろえます。重量しか分からないなら、同じ内容物の重量でそろえます。体積と重量を単位の違うまま割り算しません。容量と許容荷重の違い、内容物と1袋あたりの重量の確認はフレコンバッグの選び方にもまとめています。
例として架空の現場R-12を置きます。同じ種類の内容物が1日2.4m³発生し、現行の投入記録と候補品番の容量・許容重量、袋の閉じ方、受入先の条件を照合した結果、計画上1袋0.6m³で集計できると仮定します。これは商品名の「1m³」から一律に引いた値でも、当社商品の使用可能量でもありません。内容物の含水や混ざり方、候補品が変われば、1袋の計画量から見直します。
| R-12の仮の入力 | 数値・条件 | 現場で確認する根拠 |
|---|---|---|
| 1日の発生量 | 2.4m³/稼働日 | 同じ内容物・状態を対象にした日別記録 |
| 1袋の計画量 | 0.6m³/袋 | 投入記録と、候補品番の容量・重量・閉じ方・受入条件 |
| 回収間隔 | 3稼働日ごと | 実際の集荷予定。休業日や変更時の扱い |
| 袋の運用 | 袋ごと引渡し、空袋は戻らない | 受入先・運搬担当との取り決め |
日量を1袋の計画量で割り、端数はその日に切り上げる
R-12では、2.4m³/日 ÷ 0.6m³/袋=4袋/日です。発生量が日によって変わるなら、平均だけで一律に4袋とせず、各日の量を0.6m³で割って端数を切り上げます。例えば1日2.7m³なら4.5袋分なので、その日に袋を締めて引き渡す運用では5袋が必要です。前日の途中まで入れた袋へ翌日も入れられるかは現場と受入先の運用で確認し、勝手に端数を相殺しません。
この割り算は使う袋の枚数を出すためのものです。2.4m³の内容物が候補の許容重量内に収まるという意味ではありません。内容物の重い状態や投入設備、吊り方に変化があれば、まず袋の適合と1袋の計画量を再確認します。計画量が0.6m³から変われば、日量の割り算もやり直します。
回収までの充填済み袋と、次に使う空袋は別に数える
R-12は毎日同じ量が発生し、各日の投入を締め、3稼働日目の作業終了後に充填済み袋をまとめて回収すると仮定します。4袋/日なら、回収直前に4×3=12袋が現場にあります。この12袋は回収待ちの置き場や集荷計画を確かめる数でもあります。
| 時点 | その日の使用枚数 | 回収前に残る充填済み袋 |
|---|---|---|
| 1稼働日目の終了時 | 4袋 | 4袋 |
| 2稼働日目の終了時 | 4袋 | 8袋 |
| 3稼働日目の回収直前 | 4袋 | 12袋 |
| 3稼働日目の回収後 | その日の使用は計上済み | 0袋(予定どおり全数を回収した場合) |
R-12は架空の定量・定期回収例です。実際の回収日、置き場、集荷量は現場で確認します。 図を拡大して見る
回収後に充填済み袋が0になっても、R-12では袋ごと引き渡しているため使用した12枚の袋は戻りません。次の3稼働日にも同じ量が出るなら、次の期間に使う袋を別に確保する必要があります。初回の注文を考える期間は、今回の回収日だけでなく、次の納品が間に合う日まで設定してください。在庫を記録するときも、「未使用の空袋」と「回収待ちの充填済み袋」を分けます。中小企業基盤整備機構は、製造業の在庫管理について、品目ごとに保管場所を定めて入出荷を記録し、現在の在庫量と生産にかかる期間を踏まえて計画する考え方を示しています[1]。
初回注文数は使用予定・予備・使える在庫を足し引きする
R-12で最初の回収までの3稼働日を注文対象期間とし、想定より発生量が増える日や袋の不具合に備えて予備を2枚置くと現場が決めたとします。同じ品番・仕様で使える未使用の空袋が3枚あるなら、初回に追加手配を相談する数は12+2−3=11枚です。予備2枚は説明用の仮定で、一般的な推奨率や必要安全在庫ではありません。
11枚は架空の初回注文相談数です。販売単位・納期・次回発注までの期間は含めていません。 図を拡大して見る
実際の手配では、未使用在庫の品番・許容条件・保管状態を見て差し引きます。傷みがある袋や仕様が違う袋を「3枚」に含めません。予備の根拠は、日量のばらつき、回収や納品のずれ、過去の使用実績から現場で決めます。次の納品が初回回収より後なら、11枚で足りるとは限らず、対象期間を延ばして計算し直します。販売単位が11枚と合わない場合も、購入単位と余る枚数を見積もりで確認します。
フレコンバッグ・スタンドの商品一覧で候補を確認し、お問い合わせへ、内容物と日別発生量、候補品番と1袋の計画量、その根拠、回収・次回納品の予定、使える未使用在庫、予備の考え方をお知らせください。候補品の仕様・販売単位・正式な価格と納期をそろえ、初回手配と次回補充を別に確認します。
参考資料・出典
- 中小企業基盤整備機構 J-Net21「現場での在庫管理の方法と、適正な在庫量の考え方」(2026年9月25日確認)。製造業での在庫場所・入出荷記録・現在の在庫量と生産にかかる期間の考え方を参照。






